狭小住宅にはこんなにメリットがある!狭小住宅をおすすめする理由


狭小住宅特有のメリット

狭小住宅は、面積が狭くて部屋取りが難しく、住みにくいと考える人が多いのかもしれません。しかし、実際には、狭小住宅にも様々なメリットがあります。まず、狭い土地に建てられることから、固定資産税を低くおさえられます。建ぺい率や容積率の低い土地でも、容易に建てられるのです。それから、柱や梁が密集していて、耐震性の高い頑丈な建物になるというメリットも挙げられます。窓や壁の面積が小さいため、高価なペアガラスや密度の高い壁材を使ってもさほど負担にならず、防音性や断熱性を高めやすいでしょう。さらに、床面積が小さいと、掃除も短時間で終えられます。必要な道具を取りに行く際に、あちこち探し回る煩わしさもありません。手の届く場所に必要な物を揃えられるのです。

狭小住宅の賢い活用法

狭小住宅を有効に活用するには、様々な工夫が必要です。大がかりな階段を作ると、居住スペースが狭くなってしまうので、ステップ階段のように階段の下のスペースを生かせる構造が望ましいでしょう。また、階段の途中のスペースができるスキップフロアを設けると、広々とした雰囲気になります。天井を高くして吹き抜けにしたり、ロフトを設置したりする工夫も有効でしょう。壁をできるだけ少なくして、エントランスに入るとリビングからダイニングキッチンまで見渡せる構造にすれば、狭小住宅の狭苦しさを解消し、居住性が高まります。旗竿地など売れにくい土地を安く手に入れ、狭小住宅を建てれば土地代を安くおさえられるというメリットも享受できるでしょう。

一般的に狭小住宅は3階建てが多いです。1階が駐車スペース、2階と3階が居住スペースです。家族が快適に暮らすためには一人ひとりのスペースが大切なので、4階建てという選択肢もあります。